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鍼灸

動物の鍼灸治療とは?

動物の鍼灸治療とは、東洋医学の考え方に基づき、ツボ(経穴)を使って体の調子を整える治療法です。
人間の鍼灸と同じように、細い針(鍼)や温熱刺激(お灸)を使って、痛みや不調を改善します。

どうやって行うの?

1. 鍼(はり)治療
• ごく細い鍼を、体の決まった場所(ツボ)に軽く刺します。
• 痛みはほとんどなく、多くの動物はリラックスして受けています。

2. お灸(きゅう)治療
• ヨモギから作られた「もぐさ」を使い、温かさでツボを刺激します。
• 血流をよくし、体を温めて自然治癒力を引き出します。

どんな症状に使うの?

鍼灸は、以下のような慢性の症状や回復が必要な状態に使われることが多いです
• 椎間板ヘルニアや神経麻痺
• 関節炎や歩きにくさ(後ろ足のふらつきなど)
• 高齢動物の体力回復
• 消化不良・食欲不振
• アレルギーや皮膚トラブル
• 手術後のリハビリ補助
• 特発性てんかん発作や前庭疾患など原因不明と言われる症状

鍼灸のメリット

• 副作用が少ない(薬に頼らない)
• リラックス効果がある
• 他の治療と併用できる(薬や手術の補助として)
• 自然治癒力を高める

⚠ 注意点
• 鍼灸を行うには、専門の訓練を受けた獣医師が必要です。
• 動物によっては最初は怖がることもありますが、慣れてくるとリラックスして受ける子も多いです。
※急性疾患(感染症など)の場合は、まず西洋医学的な対応が優先されます。

鍼灸を受けたいときは?

当院までお電話か直接ご相談ください。鍼灸担当の獣医師の出勤日にご予約をお取りいたします。
初回は診察を受けて、症状に合った治療計画を立てます
鍼灸は1回で効果が出ることもあれば、数回の継続で改善が見られることもあります

最後に

鍼灸治療は、「薬に頼らない」「優しく体を整える」方法として、特にシニアの動物や慢性疾患に悩む子におすすめされることがあります。気になる場合は、お気軽にご相談ください。